※この記事はインタビュー当時の内容となっております。
ほけんのぜんぶに入社したきっかけは何だったのでしょうか?
これまで、不動産会社でバックオフィス全般を管轄する部署の次長や、派遣会社の経理部長、グループ企業の役員や社長といった役職を務めてきました。いずれもベンチャー企業でしたが、少人数であるが故に昇進が早く、経営全般に関われることが楽しくて仕方ありませんでした。当社とも、この経験を活かすために部長職以上を任せていただける会社を探す中で出会いました。部長への登用を前提に、まずは経理課長として入社したという経緯です。
経理課長として入社された後は、どのようなことに取り組まれましたか?
決算作業のシステム化を行いました。というのも、当社は月次決算が他社と比べて遅いという課題があったんです。実態を調べたところ、当時は「何を」「いつまでにやる」という期日目標がありませんでした。そこで、まずは期日を設定し、期日から逆算してタスクをひくやり方を徹底しました。新しいシステムも導入し、これまで手書き入力していた作業をすべてWeb上で完結できる仕組みにした結果、業務量を1/3に減らすことができ、決算作業のスピードアップに成功しました。まだまだ効率化できることがあるので、今も提案を続けています。
社歴が浅い方が業務改革をする場合、社内からの反発を受けるケースも聞きますが・・・
営業や管理部門など、関係各所とよく話をしたのでやりにくさは感じませんでしたね。わたしの場合、何かを改革する時は周囲とのコミュニケーションをしっかり取るように心がけています。チームメンバーとちゃんと向き合って話したり、飲みに行ったり。そうすることでお互いの理解も深まりますよ。
提案から実行までの会社の意思決定のスピードは早いですか?
会長を筆頭に、皆さん意思決定が早いですね。変革もスピーディーに進むので、いろんなことを変えることができる。アンテナを立てておいて、何か良いシステムやツールがあれば応用できないかと考えて導入するまでのプロセスが楽しいです。ただし、これをすることによってリターンがどれ程あるかなど、ロジックが伴っていないと話は通りません。周囲の信頼を失わないように、先回りの準備や行動が大切です。
ベンチャー志向でキャリアを築いてこられたKさんから見て、ほけんのぜんぶはどのような会社ですか?
評価制度がきちんとしていて、チャレンジできる環境があると感じています。多くの会社では年月をかけて昇格していきますが、当社には、自分で昇格のチャンスを掴むことができる「キャリアチャレンジ制度」や、部長や役員に評価されてキャリアアップする抜擢人事のスタイルもあります。また、「ジョブチェンジ制度」を使えば職制や部署、勤務地を変更することもできます。自分で自分のキャリアパスを選択し、挑戦できる仕組みがあるのは良いですよね。
最後に、今後の目標や夢があれば教えてください。
社内事務作業を極力Webやクラウド上でできるように、もっとシステム化したいと思っています。今後AIやロボットがどんどん発達することは明らかなので、そうした新しい技術を導入し、効率化しながら少人数でも回せるスリムな組織にできれば、当社をもっと強くできます。システムを積極的に活用し、どこにいても仕事ができる環境にしていきたいと思っています。